国語の問題集をたくさん解いても、成績が思うように伸びない。
そんなとき、保護者としては「もっと練習させたほうがいいのかな?」と考えがちです。
ですが実は、
多くの子どもたちがつまずく本当の理由は、問題の量ではありません。
それは「思考のクセ」。
文章を読むとき、子どもに限らず、人は知らず知らずのうちに
自分なりの “ クセ ” で読み進めています。
たとえば、こんな“クセ”です。
・文章に書かれていることではなく、自分の思い込みで判断する “ クセ ”
・考えなくてよいところで考える “ クセ ”
・考えなくてはいけないところで考えない “ クセ ”
このような “ クセ ” を “ 思考のクセ ” や “ 思考パターン ” と私は読んでいます。
そして、多くの子どもたちが、実はこの“ 思考パターン ”に縛られているのです。
もし、問題集をどれだけ解いても読解力が伸びないなら――
その原因は“ 思考パターン ”にあるかもしれません。
つまり、“ 思考パターン ”を変えない限り、「読み方」は変わらないのです。
クセを直すことで、読む力は大きく変わります。
まずはお子さん自身が「どんなクセを持って読んでいるのか」に気づくこと。
これこそが、読解力アップへの第一歩です。
正しい読み方に変われば、驚くほど読解力が伸びていきます。
問題集の量を増やす前に、
思考のクセを整える。
これこそが、読解力を本当に伸ばす“非常識な近道”です。
「うちの子も、こんなクセがあるかもしれない…」
と感じた方は、まずお子さんの“読み方のクセ”を知ることから始めてみませんか?
問題集をやっているのに読解力が伸びない理由
「問題集も解いているし、音読もやらせているのに…。
内容をちゃんと理解してるのか、正直よくわからなくて。」
これは、多くの保護者が抱える共通の悩みです。
国語の成績が伸び悩む原因は、
“問題の量”ではなく“読み方”にあります。
しかし、世の中ではいまだに
「読解問題をたくさん解く」
「音読・要約・書写・読書」といった方法が
‘’読解力を伸ばす王道‘’として紹介されています。
もちろん、これらの方法が効果的なケースもあります。
しかし、それはすでに一定の読解力が備わっている場合に限られます。
(ここで言う「一定の読解力」とは、新井紀子先生が提唱する「シン読解力」に近いものです。
「シン読解力」についてはこちら。)
基本的な読解力は問題集では身につきません。
だからこそ、どんなに問題を解いても伸び悩むのです。
しかし、思考のクセを修正することで、
読解力は大きく伸びます。
そこで、私は小中学生のお子さんを対象に
思考のクセを調べる「読解力調査」を実施しています。
実際の文章を使って読み方を丁寧にチェックし、
クセや改善ポイント、さらにご家庭でできる具体的なアドバイスをお伝えしています。
【調査協力の内容】
・読解力チェック(約40分)
・読み方のクセと課題のフィードバック(約20分)
所要時間:約60分
費用はいただきません。(調査協力のため)
対象:小学3年生~中学3年生で塾のテストや模試などをお持ちの方(お持ちでない場合はご相談ください)
「問題集をやっているのに、なぜか伸びない…」
「読む力がこのままでは心配…」
そんな不安を感じたことのある保護者の方へ。
お子さんの読解力は、“今の読み方”に気づくだけで大きく変わります。
国語が得意になる第一歩、踏み出してみませんか?
→【調査に協力する】